最終更新日 2024年10月21日 by ologic
フィギュアスケート界の実力者ネイサン・チェン
先日行われた世界選手権で、羽生結弦を破り優勝したネイサン・チェン。
フィギュアスケート界では、実力者の一人です。
世界的な大きな試合では常連の顔となってるため、日本のファンも多いのです。
アメリカ在住で、名門イエール大学に通いながら大学近くのリンクで練習を重ねています。
ネイサン・チェンは、アメリカで育っていますが、中国人の血を引いています。
医学博士の父・母共に中国からやってきたそうです。
アジアンな顔付きなので、親近感が沸く人も多いでしょう。
クルクルっとカールしたヘアスタイルも、チャームポイントの一つとなっています。
ネイサンは3歳でスケートを始め、同時期に体操やバレエ・ピアノも習っていたそうです。
バレエに関しては週6で習っていたらしく、動きの美しさは誰もが納得できます。
ネイサン・チェンの体幹やブレない軸を生み出した秘密
体操やバレエなどを同時に行っていたことが、スケートを行う上での体幹やブレない軸を生み出しているのでしょう。
基礎的な身体づくりは、やはり小さな頃からの努力の結晶なのです。
ノービズクラス・ジュニアクラスの頃から強さを発揮しています。
現在に至るまでオリンピックをはじめさまざまな大会に出場し、その技術は世界的にも認められています。
ジャンプのレベルの高さはもちろんですが、キレの良さとセクシーさ、柔らかさなど表現の豊かさも魅力的な選手です。
ネイサン・チェンは、5種類の4回転ジャンプを飛ぶことができる選手です。
トウループ・サルコウ・ループ・フリップ・ルッツの5種類を飛びますが、以外にもアクセルジャンプが苦手なようです。
2017年の四大陸フィギュアスケート選手権では、4回転ジャンプを5本飛ぶと言う難易度の高い演技に挑戦して、見事成功しています。
さらに平昌オリンピック・2018年の世界選手権では6本の4回転ジャンプに成功しています。
統計学と医学を学びながら練習する日々を送っている
このように次々と難易度の高いジャンプに成功しているため、世界的に見てもかなりハイレベルの選手なのです。
現在19歳のネイサン・チェンは、大学生活を始めるにあたって、学業とスケートとの両立に慣れるまで時間がかかったそうです。
統計学と医学を学びながら練習する日々を送っているので、とても忙しい毎日なのでしょう。
しかし今では両立できることがわかり安心したと語っています。
父が医学博士なので将来は医大への進学も考えているらしく、学業も本格的に取り組んでいることがわかります。
イエール大学では寮に入っており、スケート以外のことを話す友人がいたり、食堂の料理が美味しいことも良い影響を与えているようです。
スケートだけでなく、私生活でのキャンパスライフを楽しむことが、メリハリのある日常になっていることは間違いありません。
さらに羽生結弦など切磋琢磨し合えるライバルの存在もとても大きいです。
やはり何度も試合で対立する選手は、負けられないと言う原動力にもなります。
羽生結弦に憧れていたネイサン・チェン
本人曰く、羽生結弦は憧れで彼のようになりたかったそうなのです。
憧れの人に会うのは少し不安があったけれど、想像以上の人で良かったと、CBCのインタビューにも答えています。
ライバルの存在こそが、スポーツ選手を成長させる糧になるのです。
これからはネイサン自身が、誰かの憧れの存在になる時代がやってきます。
それだけ彼のスケートへの影響力は目を見張るものがあるのです。
小さな頃からスケート・私生活ともにパーフェクトな印象がありますが、何度もケガをしたり悔しい思いをしたことも少なくありません。
この先もまだまだ成長過程で多くのことを学んでいくのでしょう。
年々ハイレベルな戦いが行われるフィギュアスケートですが、19歳のネイサン・チェンにとってはまだまだ伸びしろはありそうです。